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タクシー需要を考える⑤流し営業は終わった？今どきの年収アップを狙うタクシー営業スタイルとは【ドライバー転職に役立つ情報】
東京都内(特別区武三交通圏)のタクシードライバーが行うメイン営業方法と言えば、道端などでお客様をお乗せする「流し営業」でした。
この「でした。」というのが今回ミソです。
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今、東京都内(特別区武三交通圏)のタクシードライバーは流し営業だけで年収を稼いでいるのかどうか？
あの深夜早朝にお客様が「タクシー！」と手を挙げる光景は、今どのようになっているのでしょうか。
コロナ禍で大きく変化したタクシー需要
コロナ禍の3年間、タクシー需要は大きく変化しました。
2020年4月頃から2023年7月現在、マクロ的視点で見れば結果論タクシー需要は復活し、コロナ禍を機に需要もさることながらタクシードライバーの営業方法にも影響がありました。
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特に顕著だったのがコロナ前まで「流し営業メイン」で営業が成立していた東京都内(特別区武三交通圏)でしょう。
東京都内の売上が一時期転落した理由
ここで2020年春にコロナ禍の影響で東京都内(特別区武三交通圏)のタクシードライバーの売上が転落した理由を説明します。
人が出歩かなくなった
言わずもがなコロナ禍は人類が生存している間で「100年に1度」というレベルのパンデミックでした。
間違いなくこの先、歴史の教科書にも載るであろうこの出来事で、まずウイルスに感染しないようにどうすればよいかという策を講じるのですが、それが日本国内では「緊急事態宣言」でした。
多い地域では3年間で計4回に渡って出され、特に第1回目の緊急事態宣言では街に「人が出歩かなくなる」という異様な光景でした。
当然タクシーに乗るはずもなく、この時期の需要なんてお世辞にもあったとは言えません。
世界ではロックダウン政策まで敢行している国もあったほどです。
在宅・リモート出社の増加
このコロナ禍により、在宅出社・リモート出社の方が増加しました。
緊急事態宣言や蔓延防止等が解除後でも出歩かない方や、公共交通機関に乗らない方も多く、生活習慣は一変したという方も多くいらっしゃいます。
そうなると、流し営業メインの東京都内(特別区武三交通圏)ではタクシーに乗車する率も以前に比べて減少するのも致し方ない部分と言えます。
コロナ感染の不安
何と言ってもぬぐい切れないのが「コロナ感染」の不安だったのでしょう。
タクシーは公共交通機関の中では比較的早期に感染対策としてアクリル板の設置やキャッシュレス決済の推奨、そして除菌消毒の徹底、タクシードライバーのマスク徹底で感染を大幅に抑え込んでいました。
しかし、現状は外出時の感染の不安も相重なってタクシーはおろか、公共交通機関にも乗車しないという事態がコロナ禍前期では目立ちました。
また、タクシードライバーは深夜営業が割増料金の兼ね合いもあり、場合によっては収入のウエイトを占めることもあるのですが、肝心要な飲食店が時短営業や休業に追い込まれていたこともあり、当時「職業」の分野としてはかなり厳しい世界になりつつあるというのが世論の見解だったのかもしれません。
東京都内の売上がV字回復したのは？？
紆余曲折ありましたが、2023年7月現在、東京都内(特別区武三交通圏)のタクシードライバー売上は「V字回復」を達成しました。
それどころかコロナ禍前を上回る売り上げを更新しています。
タクシー配車アプリの大躍進
その一つが、タクシー配車アプリの大躍進でしょう。
タクシー配車アプリはコロナ禍に誕生した…訳ではなく実際にはコロナ禍の10年ほど前には世にリリースされています。
しかし、この世界的パンデミックをきっかけに、CMで大きくプロモーションした事が拍車をかけ、大ヒット！現在タクシー配車アプリの大手「GO」では1,400万ダウンロードを達成しています。
規制の緩和、そして解除
規制の緩和と解除はタクシードライバーの年収アップにとって願ってもない出来事です。
これまで日本政府は、外国人観光客を感染問題の観点から水際対策として厳しい規制を敷いていましたが、世界的なコロナ禍収束を踏まえ、2022年10月から海外からの個人旅行の受け入れと入国ビザ免除の再開といった水際対策の緩和措置を実施しました。
「タクシードライバーは稼げる」は本当？稼ぐ人と稼げない人との違いについて解説
さらに※2023年5月8日には、新型コロナウイルス感染症は従来の「新型インフルエンザ等感染症(２類相当)」から「５類感染症」になりました。
これにより5類に移行後は隔離措置が終了し、外出の自粛要請がなくなりました。
※WHOでも2023年5月5日に新型コロナウイルスに対する「緊急事態宣言」を終了しています。
今や外でもマスクをしている方はほとんど見かけなくなりましたよね。もちろん以前コロナの猛威はありますので、風邪やインフルエンザ同様感染には注意が必要です。
初乗り運賃値上げ
東京都内(特別区武三交通圏)のタクシー業界では、配車アプリと同じく「タクシードライバーの売上が上がった理由」に挙げるのが、この『初乗り運賃値上げ』です。
東京都内タクシー初乗り運賃改定から1ヶ月。その後の影響は…？？
2022年11月14日に以前の初乗り運賃に比べ14.24％の値上げを敢行。『1.052km420円』から『1.096㎞500円』で『加算額233m80円』から『255m100円』に変更しました。
これにより当初タクシー業界をはじめ各メディアでも“顧客のタクシー離れが起こるのでは”と懸念されました。
しかし蓋を開けてみると影響が全くなく以前同様にタクシー利用があり、売上が自ずと上がっている状況なのです。
今どきの年収アップを狙うタクシー営業スタイルとは？
以上のことから今どきの年収アップを狙うタクシードライバーの営業スタイルはと言いますと大体読めてきたのではないでしょうか？
ここで今一度まとめを含めておさらいしましょう。
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タクシー配車アプリを駆使する
タクシー配車アプリは現在、タクシードライバーの営業売上で「半数近く」をキープしていると言っても過言ではありません。
各タクシー会社によって、配車アプリの提携会社は異なりますので、ご注意ください。ここでは東京大手四社・準大手などのタクシー会社が提携する配車アプリをまとめてあります。(自社配車アプリは除く)
■日本交通グループ…………GO
■国際自動車グループ………S.RIDE
■大和自動車…………………S.RIDE
■帝都自動車…………………GO
■日の丸交通…………………GO・Uber
■グリーンキャブ……………S.RIDE
■東都自動車…………………GO
■第一交通……………………GO(都内のみ)/DiDi
■東京無線……………………GO
■東京無線(チェッカー系)…S.RIDE
猛暑の夏場は駅待ち営業も有り
通常、東京都内(特別区武三交通圏)で稼ぐタクシードライバーを目指すのであれば「駅待ち営業」は街時間が発生し推奨しないのですが、梅雨明け前後、特に猛暑の夏場となれば近年は話は別です。
天気予報の枠を超えてニュースで「局地的にまとまった雨」「ゲリラ雷雨」「最高気温を更新」と言った言葉を連日耳にしませんか？
となりますと駅からタクシーを乗るお客様は東京都内(特別区武三交通圏)でもかなりごった返しになります。
タクシーは雨に濡れませんし、夏場は冷房も聞いて快適です。お客様にとってはお金をはたいてでもこの快適さに投資したいと思いますし、タクシードライバーも天候に関係なく快適に働けるというのは大きなメリットです。しかもそんな日に限って需要が高いのですから、一石二鳥です。
流し営業は成立する？
配車アプリ・天候不良時の駅待ち…これまでのタクシードライバー営業の常識が大きく変化しつつあります。
タクシードライバー転職の不安…交通事故のニュースばっかりだけど大丈夫？！
そんな中、今まで東京都内(特別区武三交通圏)のタクシー営業のセオリーだった「流し営業」は現在、成立しているのでしょうか？
お客様は「目の前のタクシー」に乗る説
タクシー配車アプリは確かに便利ですし、ユーザーの常識を変えたアプリと言っても過言ではありません。
しかし、それでもお客様はタクシーに乗車したい時、目の前を走るタクシーを停めるのではないでしょうか？
例えば食事や飲み会をして、二次会に繰り出す際、アプリで呼ぶよりも目の前にタクシーが走ってきたらどうでしょう？
8～9割のお客様は間違いなく手を挙げてタクシーを停めます。
目的地に急いでいるお客様や、それこそ突然の天候不良や体調不良でタクシーに乗りたいというお客様もいらっしゃいます。
だからこそ、流し営業の需要はあるのです。
規制解除の今、流し営業は成立している。
2023年現在、初乗り運賃値上げを機にタクシードライバーの売上がうなぎ上りです。
また日本国内ではゴールデンウイークを境に規制解除もあり、多くの方がタクシーに乗車しています。
売上日報を拝見しますと、アプリ配車が占めている日もありますが、やはり流し営業は成立しているというのが見て取れます。
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タクシードライバーに転職される方は流し営業は東京都内(特別区武三交通圏)のタクシー営業では基礎部分ですので、年収をアップさせるためにも是非しっかりと流し営業も出来るようにしておくことが大切です。
