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タクシー需要を考える①2023年東京タクシーの売上増加!転職に絶対おすすめの理由
タクシー需要を考える…記念すべき第1回は売上増加を更新する東京都内のタクシーを深堀します。
東京都内でタクシードライバーの転職を考えたい方は、ぜひともチェックしてほしい内容ですので、チェックしてみてくださいね。
東京特別区のタクシー売上が上がった理由
様々なフルコミッション的な仕事が多い中でここ最近、タクシードライバーというお仕事が人気を集めています。(厳密に言いますとタクシーは歩合メインですが基本給は存在します。)
知っている方は知っている…しかし意外と知られていないタクシードライバーというお仕事の実態。
「意外と休める」「意外と楽しい」、そして「意外と稼げる」の三拍子が揃ったお仕事で一度やるとハマるお仕事でもあります。
そんなタクシードライバーですが、特に東京特別区(23区)武蔵野市・三鷹市の営業売上がこの半年でかなり上がっているのです(2023年5月21日現在)。その理由は一体なぜなのでしょうか?
コロナ感染の収束傾向
東京特別区のタクシードライバーは、コロナ禍の影響をフルに受けた業種の1つです。
特に第1回目の緊急事態宣言時は、車両の休車・又は営業所の休業で仕事が全くない状態。
その後もタクシーに対しての「感染のリスクが高い」と言った根も葉も無い噂が立ったりと、相当な窮地に立たされました。
しかし、東京都心のタクシーを中心に感染防止対策の設備投資を行った結果「ドアtoドアで目的地まで行ける安全な乗り物」として認知されるようになり、徐々に利用客が戻ってきました。
度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によってタクシードライバーが営業で一番の稼ぎ時である22時頃にお客様が乗車できないという厳しい時期もありましたが、解除後はお客様もコロナ前同様にタクシーを利用して頂くことが増え、現在に至っています。
2023年5月現在、新型コロナウイルス感染症は従来の「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)」から「5類感染症」になりました。
5類に移行後は隔離措置が終了し、外出の自粛要請がなくなります。
変わりやすい国内の天候を味方に
東京都内も今や春夏秋冬関係なく「局地的にまとまった雨」「ゲリラ雷雨」など、天候の変化が著しい異常気象ともいえる日々が珍しくありません。
特に夏場は毎年、最高気温を更新…なんてニュースを耳にしませんか?
そんな時、タクシーの利用は本当に便利なんです。
何せ冷房は効いていて目的地までドアツードア!
冬場は暖房が暖かくて、しかも雨に濡れない。
タクシーは移動の手段にはこれ以上にない乗り物なんです。
タクシードライバーも、そんな状況で仕事が出来るのでありがたい限りですよね。
実際にそういった理由で多くのお客様がタクシーを利用されます。
数年前までは高齢の方が夏場に利用することが多かったのですが、近年では若い方もタクシーなら数人で乗れば安いし涼しいという事で利用してくださる機会が増え、駅前の乗り場には昼間から行列ができたり、或いは配車アプリも待ちが発生する状態となっています。
水際対策の緩和
また、新型コロナウイルス感染拡大によって大ダメージを受けていた業界がタクシー以外でもいくつかあります。
それは航空業界と旅行業界です。
つまり、外国人観光客を感染問題の観点から水際対策として厳しい規制を敷いていました。
以前のように自由に往来することは難しくなり、ビジネス等で来日できたとしても莫大な金額と隔離期間を要していたため、気軽に観光旅行という事ができませんでした。
あの東京オリンピック・パラリンピックも関係者以外は無観客だったのは記憶に新しいと思います。
しかし日本政府は新型コロナウイルスの感染が減少傾向にあることから、2022年10月に海外からの個人旅行の受け入れや入国ビザ免除の再開などの水際対策の緩和措置を実施しました。
あっという間に増加した訪日観光客
その後、10月の入国者数ですが、49.9万人と大幅増。11月の入国者となれば93.5万人に達し、9月の20.7万人から約4.5倍も増加しています。
タクシー業界に「追い風」!コロナ水際対策大幅緩和でインバウンド復活へ!
ちなみにコロナ禍前の2019年同月の数字と比較すると、9月の水準は9.1%、10月は20.0%、11月は38.3%と入国者数は急速に持ち直していることがわかります。
それから東京周辺や新宿などを歩いていますが、本当にコロナ禍前と変わらない…もしかするとそれ以上の訪日観光客が日本に訪れているという印象を持ちます。
初乗り運賃の値上げ
東京都内のタクシー業界にとって、タイミングがよかったのはこの「初乗り運賃の値上げ」だったのかもしれません。
それまで東京都内の初乗り運賃は『1.052㌔420』でしたが、2022年11月14日より『1.096㌔500円』へと14.4%の値上げとなったのです。
※そもそも初乗り運賃を値上げした理由は皮肉にも「コロナ禍」による設備投資や燃料費高騰が原因でした。
この「初乗り料金値上げ」が大きなキーポイントとなり、東京都内のタクシードライバーの売上アップのモチベーション向上につながっているのです。
10万円プレーヤーが増加!
純粋に「値上げ」と聞けばユーザー心理として「嫌気がさす」のは当然のことで、タクシー離れを危惧したのですが、蓋を開けてみるとタクシー利用が今までと全く変わることがない水準でキープしたのです。
そのため東京特別区のタクシー会社各社では、通常は数人程度しかいないと言われている1日10万円を売り上げるタクシードライバーが10人以上毎日出現しているというから驚きです。
しかもこれは11月の運賃改定当月のお話しなので、12月となればタクシードライバーが年内で一番の稼ぎ時、やはり10万円プレーヤーが過去に例をないほど誕生しています。
配車アプリ増発
東京特別区のタクシー営業の方法もこのコロナ禍で随分変化したように感じます。
その最たるものがこの「配車アプリ」でしょう。
圧倒的にこのシェアが拡大し、今ではタクシードライバーの売上日報を見ても「配車アプリ関連の売上が半数以上」ということが日常茶飯事となるくらい、メジャーなものになってきています。
実際に先日、筆者も東京特別区の某タクシー会社に所属するタクシードライバーの売上日報を拝見させていただきましたが『約40回の営業のうち8割近くが配車アプリからの依頼』であったという事実を目の当たりに驚きを隠せませんでした。
GOはCM広告の影響で市民権獲得
特にタクシー配車アプリで大きな影響をもたらしているのは『GO』ではないでしょうか。
『GO』は従来の日本交通子会社であったタクシー配車アプリ「Japantaxi」とDeNA社が開発等を行っていたタクシー配車アプリ「MOV」の合併により誕生しました。
今日に至るまで全国でシェアを拡大しており、延べ1,000万ダウンロードを突破しております。
タクシー最大手「GO」東京都内の加盟会社一覧(3月25日付)
また、コロナ禍の2021年頃には有名俳優を起用してキャッチーなフレーズを用いてCMを放映しており、メディア広告関連を強固にしております。
他社アプリも健闘
もちろん東京都内のアプリは『GO』だけではありません。
他にも優れたタクシー配車アプリはあります。
国内最大級配車アプリ「GO」をフルに活用!東京特別区日本交通グループ加盟「飛鳥交通」の求人
厳密に言うと全国10以上の配車アプリが国内には存在していますが、その中でも東京特別区でメジャーなアプリは3~4社ほど存在し、配車数や認知度に関しては健闘を見せています。
S.RIDEは月間配車回数を更新中!
ソニーグループと東京の大手タクシー会社の連合で手掛けるタクシー配車アプリ『S.RIDE』は国際自動車を中心として東京都内に多くのユーザーを抱えています。
ダウンロード数も好調で、東京都内で対応するタクシー車両は現在約1万台。東京のタクシーの「3台に1台」が対応する配車アプリとして活躍中です。
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『S.RIDE』は昨年2022年12月度には、配車件数が過去最高を記録し、前年同月比の約2.3倍に達しました。
インバウンド対応に強い「Uber Taxi」
『Uber Taxi』はタクシー業界の中でも世界シェアが32か国に拡大する配車サービスのリーディングカンパニーです。あの「Uber eats」でもおなじみですよね。
東京都内で『GO』と『Uber Taxi』の二刀流!日の丸交通の求人はコチラ
『Uber Taxi』はインバウンド対応にも強いというメリットがあります。
さらに世界50ヵ国以上の言語に対応している『多言語対応機能』を搭載しており、『Uber Taxi』搭載のタクシーに乗車されるお客様はご自身の言語設定を変更することなく、日本国内でもお持ちの『Uber Taxi』アプリがそのまま使用できるのです。
東京でタクシーやるなら!今が絶対おススメ!
東京都内のタクシードライバーは今、初乗り運賃改定とインバウンド需要復活、そしてコロナ禍収束によるタクシー需要増加で営業収入の増加となっています。
そんな状況でタクシー業界としても、お客様が乗車される折、需要と供給が追い付かず「待っていただく事態が発生」したりと車両や人材の不足も発生しているのも事実です。
タクシー業界では今、未経験者を積極的に採用しています。
接客の経験の有無問わず、決められた時間を勤務し、その中でやった分だけ稼ぐことが出来る数少ないお仕事。実はかなり面白いお仕事…それがタクシーです。
ぜひとも東京都内のタクシードライバーの一員になってみませんか!