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マスク着用ルール緩和でタクシー含め公共交通機関の対応はどうなる?

マスク着用ルール緩和でタクシー含め公共交通機関の対応はどうなる?

人々の生活に欠かせなくなってしまったマスク。

コロナ禍では事あるごとに着用の可否に対しての議論が行われたり、或いは一般市民の間でも着用をするしないで揉めに揉めたこのルール…。

欧米諸国を見ればとうに外している中で日本は足並みを揃えるのか、或いは今後も対策としてマスク着用を行うのか…先日一つの答えが国会で出ました。そんな中、タクシーを含めて公共交通機関の動きはどうなるのか??注目です!

マスク着用ルール緩和でタクシー含め公共交通機関の対応はどうなる?

日本政府は2023年3月13日より、新型コロナウイルス感染防止対策のマスク着用ルールを緩和しました。これにより今後のマスク着用は『個人の判断にゆだねる』という方針に国内は舵を切りました。

ここでは、今回の政府方針を受けたタクシーを筆頭に鉄道(JR.私鉄)、飛行機、バスなど公共交通機関の対応をまとめています。

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タクシー会社の対応

公共交通機関は数多くありますが、ここはタクシーメディアですので…ひとまずタクシーの状況を優先して書かせていただきたいと思います。

タクシーはコロナ禍では非常に大変な思いをした業種の一つではないでしょうか?
感染拡大当初は、緊急事態宣言の煽りを受け休車・減車・さらに休業も発生。中には倒産する企業もありました。

現在、感染防止対策のボードや空気清浄機、キャッシュレス決済推奨などを施したニューノーマルタクシーの運行や配車アプリの好調もあり、2022年に入り売上がV字回復。
また、近年はコロナが落ち着きだした2022年11月に東京特別区武三交通圏は運賃改定を行い、初乗り440円から500円となりました。この影響で売上が大幅に上昇し、年末には各事業者で過去最高を更新するという事態が発生しています。

そんな売上好調なタクシー業界ですが、マスク着用緩和への対応はどのようになっているのでしょうか?以前はマスク無しの人は乗車拒否が可能だったのですが、時代の流れと共に変わりつつあります。

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タクシーは「個人の判断にゆだねる」

タクシーはお客様に対してのマスクの義務は発生しません。
やはり政府の方針同様「個人の判断」を尊重する形を取っています。

全国ハイヤー・タクシー連合会によるとこれまでは、お客様に対してマスクの適切な着用と大声を控えていただくといった感染防止対策について理解と協力を求めるとのことでしたが、3月13日から実施の『感染予防対策のガイドライン』では「マスクの着用は個人の判断にゆだねる」と改定されています。

※ガイドラインによると『事業者が感染対策上や事業上の理由などにより利用者や乗務員を含む従業員にマスク着用を求めることは許容される』とのことです。

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引き続き感染対策を施行

尚、タクシードライバーは立場上、今後もマスク着用を行います。
お客様側としては安心ですよね。

そして引き続き感染防止対策は行っていきます。
いわゆる「ニューノーマルタクシー」を筆頭に、感染防止のボードを全車共通で設置。
車内でのキャッシュレス決済推奨や換気、アルコールスプレーなどの消毒液を完備するなど、いかなる場合においても余念なく“新しい生活スタイル”として今後も継続する見通しです。

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他の公共交通機関の様子

タクシー以外の公共交通機関の対応はどうなっているのでしょうか?

実は他の公共交通機関もタクシーの営業に非常に深い結びつきがあります。
タクシードライバーが繁盛するのは皮肉にも鉄道・バスの遅延であったり止まってしまったとき、或いは飛行機が飛ばなくなってしまった時など…それでなくても移動手段としてMaaSなどの連携もあり、認知しておく必要があります。

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航空会社

航空会社は乗客のみならず、従業員も「個人の判断にゆだねる」としています。

国内の航空会社19社が加盟する『定期航空協会』によると以前も乗客にマスクの着用を要請してきましたが、この度新たな日本政府の方針に合わせる形で機内や空港内では乗客、従業員ともに着用は「個人の判断にゆだねる」というスタンスを取るということです。

航空業界では以前、乗客のマスク拒否で問題があった経緯もあり、今回の方針には肩の荷が少々降りた感じがあるのかもしれません。

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鉄道会社

一番身近な公共交通機関として鉄道業界の動きはどうなっているのでしょうか?

JR東日本ではマスク着用を呼びかける車内アナウンスや掲示を今後中止し、新幹線・在来線問わずラッシュ時間帯も含め「利用客の判断に任せる」方針を取ります。(大声で会話する乗客などにはマスク着用をお願いするケースはあるということ。)

JRや私鉄などでつくる「鉄道連絡会」によると、感染対策のガイドラインをこの度改定しました。
改定内容の中には“乗客へのマスク着用を呼びかける項目”を削除。但し、乗務員及び駅員に関してはタクシー同様に、今後もマスクを着用するとのことです。

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バス

鉄道同様、公共交通機関で乗る機会の多いのが「バス」です。

バスは鉄道と概ね同じですが、やや相違がありますので、日本バス協会発表の内容を紹介したいと思います。

“これまで乗客や従業員に対しマスク着用を呼びかけてきましたが、13日以降は「マスク着用は個人の判断に委ねること」を基本とし、通勤ラッシュなど混雑時には着用を推奨する。”

また、バスの場合は路線バスだけでなく高速バスや貸切バスのケースもあります。
それらは全員の着席が可能となっているため、着用推奨の対象外としているとのことです。

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世論調査は…

3月13日は月曜日、つまり平日出勤初日でした。

通勤客の皆さまはひとまず「マスク着用」という方が圧倒的に多く、今後どのタイミングで外す割合が増える節目になるのかというのが注目されます。

世論は一体どういう声が上がっているのでしょうか?

「マスクは息苦しい」「もういいのではないか?」「しばらく様子を見よう」「やっぱり怖い」
様々な思惑が街中に飛び交っていたような気がします。

毎日新聞の世論調査によると、マスク着用緩和後にどうするかという質問を行った結果、実に68%以上が「着用を続ける」という回答をしました。さらに、「外す場面を増やした」が30%で、「もともとマスクはしていない」が2%という結果でした。

尚、緩和前にも質問が若干異なるものの調査を行っており、その際の調査では「そろそろ外す場面を増やしたい」が49%で、「今後も着用を続けたい」が40%でした。

総評すると、個人の判断に委ねる政府のマスク緩和方針ですが、どちらかと言えば「マスク着用は続けたい」という人が多いようです。

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これから~Opinion~

100年前に大流行したインフルエンザの原型と言われている「スペインかぜ」の際もマスク着用が義務でしたが、収束に向かうにつれ、いつの間にか国民もマスクをしなくなったと聞きます。

個人的には5月の連休頃を境にマスクをしない方が増えるのではないかと思いますが、その際公共交通機関では多くの乗客がひしめき合うため、トラブルの発生を懸念してしまいます。

そういった点では、タクシーはプライベートな空間が保てますし、乗務員のマスク着用もひとまず行いますのでお客様にとっても安心快適な乗り物と言ってよいのではないでしょうか。
タクシードライバーもお客様がマスクを着用していないことへの不安がある場合、飛沫防止ボードがありますので、よっぽどではない限りは安心して業務が出来ます。

ただいつ何時、忌まわしい新型のウイルスが世界中に蔓延するかわかりませんので、感染防止を個人個人の責任で行うことには変わりはないでしょう。コロナも落ち着いてきた今、脱マスクへ向けて安心という担保も生み出さなければいけない気がしてなりません。

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