ーどうする?GOするーでおなじみのタクシー配車アプリCMがありますよね。
様々なシチュエーションでタクシーを配車したいシーンが描かれていて「あるある!」と言いたくなるようなものばかりです。さすが広告代●店のパワーは大したものですと感心してしまうのは、大人げないと自分でツッコミを入れたくもなるものです。
というわけで、我々もタクシーに乗車する以前に、生活の中で「困った~…どうしよう」というシーンは多く出くわします。そんな状況に救いの手を差し伸べてくれるニュースです。
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日本交通タクシー車内にスマホ充電ケーブル常設!
東京都内タクシー最大手「日本交通」は、2023年1月23日より、東京都内(タクシー営業区域の『東京特別区・武三交通圏)を運行するタクシー車両約500台に充電ケーブルおよび特別ケーブルホルダーの設置を開始することを発表いたしました。
Anker製品のタクシー車両への常時設置は初めての取り組みになります。
移動の際に様々な機種に対応できることもあり、タクシー利用者にとっては利便性の向上が期待されることから、日本交通のタクシーが今後さらに『選ばれるタクシー』として飛躍していく一歩となりそうです。
JPN TAXIにアンカー社のケーブル
今回搭載するのはトヨタ社の次世代型タクシー車両『JPN TAXI』に限定されます。
制作を行ったのは東京都千代田区に本社を置くアンカー・ジャパン株式会社(以下:Anker社)。
2011年の創業当初より米国・日本・欧州を中心にデジタル関連製品でトップクラスの販売実績を誇るAnkerグループの日本法人で、この度『タクシー車内向けの特別仕様充電ケーブル・ケーブルホルダー』を制作し、より質の高い充電環境を整えているとのことです。
耐久性抜群&暗い車内でもOK
充電ケーブルは、3つの異なる端子を一つのケーブルにまとめることにより、様々なキャリアのスマートフォンややタブレットへの充電に対応が可能です。
耐久性の面でもなんと、約12,000回もの折り曲げテストをクリアした高耐久な「Anker PowerLine II 3-in-1 ケーブル 0.9m」を搭載しているので安心して利用することが可能です。
『タクシー車内向けの特別仕様充電ケーブル・ケーブルホルダー』は実際にタクシーに乗車するお客様がお持ちの様々なモバイル端末に利用でき、さらにもう一つの特徴として夜間やトンネルなどの暗い車内空間でも適切な端子が見つけやすいように、Anker社では特別に『Lightning端子』、『USB-C端子』、『Micro USB端子』を白と水色で色分けした製品デザインが採用されています。
各種ケーブル自体にもマグネットを取り付けることによって、タクシー車内に設置する特別ケーブルホルダーへの脱着も可能となっており、利便性の良さが伺えます。
3月頃までに約4000台以上に拡大
先行取付は約500台ですが、もちろん今後はより多くのアンカー社製のタクシー車内向け特別仕様充電ケーブル・ケーブルホルダーを搭載していきます。
日本交通によりますと、2023年3月までに都内約4,000台の車両への展開し、その後も設置台数を拡大する予定です。
充電用USB端子は搭載済
JPN TAXIにこれまで乗車されてきた方は、今までの文面を見て「??」と思ったことはないでしょうか?
実は、日本交通のみならず、JPN TAXIには以前もタクシー車内にはスマートフォンやタブレット等を充電できるUSB端子を運転席側のシートバックアシストボードに2つほど設置していました。
しかし今回、より快適かつスマートな充電環境を届けるために、Anker社の高耐久ケーブルの採用、そして設置状況の改善に取り組む運びとなったという訳なのです。
一番のメリットは、モバイルバッテリーを持ち合わせていなくてもタクシー乗車・移動中の短い時間に、お客様がお使いのスマートフォンやタブレットなどの各種モバイル端末を、これまで以上にスムーズに充電できるようになることです。
これから~Opinion~
カフェなどでも電源やUSB端子が設置され、近年では新幹線や鉄道にも設置されているケースが多いのですが、各種モバイル端に対応したケーブルまで搭載となればタクシーユーザーのニーズに相応した形でのサービスが展開していくこととなります。
あとは認知の問題ですし、生活をしていく中でバッテリー問題は共通課題でありますし「残り数パーセント」というお客様が乗車されたり、或いはそうでなくてもタクシードライバーがお客様に対してたった一言「車内でスマートフォンの充電も可能ですのでよろしければお気軽にお使いください」と言った接遇ができれば、より利便性の良さは評判となって相乗効果を生むこととなるでしょう。
さらにうまくいけばお客様も「もう少し充電したい」という理由で乗車時間が多くなったり、遠回りを促されたりと意外な所から営業収入の向上が見込まれるかも…しれません。
少々飛躍しすぎた話かもしれませんが、利便性向上だからこそ、タクシードライバー、事業者目線で考えれば「石の上にも三年」的な考えで当サービスを認知して頂くために営業していくことが大切な気がします。