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東京都内では、昨年8月頃に営業収入がコロナ禍の前年度(2019年)を上回る数字を叩き出し、いよいよV字回復が顕著となってきました。
そんな頃に、まことしやかに訪れた『運賃改定』。タクシー離れが発生し、またしても「タクシードライバーの売上が減少してしまうのでは…」と囁かれましたが、蓋を開けてみると各事業者で売上高新記録のラッシュ！
これもひとえに運賃改定の中、変わらずにタクシーを利用して頂いているお客様のおかげなのは間違いないのですが、その利用時のツールとしてここ数年飛躍的に活躍しているのがご存じ“タクシーアプリ”です。
今回はまたも、そのタクシーアプリのニュースをお伝えします。
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タクシーアプリ『S.RIDE』が過去最多の月間配車回数記録
タクシー配車アプリ大手『S.RIDE』は2023年1月23日、昨年2022年12月度の配車件数が過去最高を達成し、前年同月比の約2.3倍に達したことを発表いたしました。
全国へエリアを拡大し、今や急成長を遂げる大手タクシー配車アプリの一つ、「S.RIDE」ですが、東京都心の配車には滅法強く、その名を轟かす大手タクシー会社も軒並み参画していることでも有名しています。
アプリ界でも『S.RIDE経由の配車回数』が大幅に増加
タクシー配車アプリ『S.RIDE』では、2021年12月との配車件数を比較した結果、2022年12月は約2.3倍に増加しました。
さらに同様の年数との比較で予約件数をカウントすると、なんと約4.9倍にも増加しています。
ちなみに東京都内のタクシー業界を見渡すと、「2021年と2022年の比較」で、乗車回数は約1.18倍の増加、配車回数は約1.45倍に増加していることからも、特にタクシーアプリ「S.RIDE」の利用が1年間で大幅に増加しています。
『行動制限なし』が拍車
配車アプリの利用をはじめとしたタクシーの利用は、概ね人が動くシーズンに比例するものです。
『S.RIDE』の利用も、多くの企業などで忘年会が開始される前後の時間や、終電後の帰路あるいは終電を逃してしまったお客様がタクシーを利用する場合であるという予測がつきます。
『S.RIDE』では2022年の忘年会シーズンのピークにあたる12月23日から御用納めの多い12月29日までの統計を行った結果、午前1時台の利用が、前週の約1.3倍の配車数を記録していたことが明らかになりました。
また、時間別に見ますとと、19時台、20時台、0～3時台ともに、タクシー配車アプリ『S.RIDE』の配車件数が15％以上、前週より増加しています。
今回コロナ禍になって初めてとなる行動制限のない2022年の年末は、忘年会需要などによりタクシー配車の需要も高まったと考えて良いでしょう。
空港定額サービスも利用増加
タクシー配車アプリ『S.RIDE』では、対象となるお迎え場所から、羽田空港や成田空港に定額運賃でタクシーに乗車することができる「空港定額サービス」を2022年9月より開始しています。
こちらのサービスも、2022年12月24日以降は利用回数に増加傾向が見られていることが明らかになりました。
12月24日からの1週間ですと、前週にと比較しても約1.9倍の利用件数となっており、年末休暇に入る方も多い影響もあり、増加の傾向が見られました。
また、特に顕著であったのが12月29日で、過去最多となる件数を記録しました。
やはり行動制限のない年末は大きな影響を及ぼしており、年末休暇で旅行者が増加したうえ、羽田空港・成田空港までのタクシー利用が大幅に増加したと考えられます。
なお、「空港定額サービス」は、お迎えの20分前から『S.RIDE』内で予約が可能です。
もちろん、途中で渋滞に遭遇した場合でも運賃は定額ですので安心して空港まで移動すること出来ます。
月額課金サービス機能「優先配車機能」も人気
タクシー配車アプリ『S.RIDE』の特徴として、月額課金サービスの「S.RIDEプレミアム」があります。
月額3,480円で予約配車が使い放題(東京特別区/武三交通圏のみ)・車種指定が何度でも可能(JPN TAXI又はNV200)・配車注文時のみライドポイントがいつでも2倍などといったタクシー配車に大きく＋アルファしたプレミアムなサービスが追加したものになります。空港定額のサービス料も無料で、自動更新を停止しても解約金もかからないお得意なサービスです。
その中でも大きな目玉なのが『いますぐ呼ぶプレミアムサーチ』です。
タクシーを通通常の配車アプリサービス機能よりも高い成功率を誇るこのサービスは、所定の時間内でタクシーが見つかるまで探索を継続してくれる便利な機能です。
お客様がタクシーが見つかりにくいという時でも、より確実に配車が可能となっております。
これから～Opinion～
タクシーアプリの普及は目覚ましく、コロナ禍以前にも存在していたものの、この数年で市民権を得るレベルに到達しつつあります。
その代償として近頃、「タクシーアプリをダウンロードして配車しているのにつかまりづらい」というユーザーの声を最近わずかながら耳にします。
メディア等の効果でタクシー配車アプリ普及が迅速に進み、かつ画期的な機能であることに気付き多くの人々に支持されていることは、交通業界としても活性化を図る上で非常に喜ばしいことである反面、やはり利用頻度が圧倒的に高い時間帯や季節への対応を適切に行っていく必要性があることは間違いなさそうです。
月額サービスなどのサブスクで顧客の囲い込みを図るのも、ビジネスであるが所以といったところではあるのですが、違った角度から繁忙期への対策に乗り出すのも、ユーザーからの支持を得る点では大切なのではないかと考えます。
